たくさんの方から「ブランニュー!!ダイナマイト」発売によせて

コメントを頂きました!!

会社で仕事をしてたら鮫肌尻子さんから「聴いて下さい」とアルバム「ブランニュー!」の音源データが送られてきたのでダウンロードして帰りの地下鉄で聴いてみた。

彼女のことは元々はあのかっこよくて可愛い絵で知ってたのだが音を聴いたのはその時が初めてで、GS・ガレージをルーツにしながらも独自の世界を築き上げていることに衝撃を受け、気がつけば心斎橋で途中下車してタイムボムへと直行。アルバムからのシングルカット「尻子のドキドキしちゃう」(←サザエさんの終わりの歌が爆発するスキャットをはさんでナウの「ヘイ!」へと展開するような怪曲、そしてあっけらかん)を購入した次第です。

アルバムに話を戻すと、全曲素晴らしい日本語ロックンロールで、はっちゃけつつもリスナーに対して「おもてなしの心」がきちんと感じられるところも実にうれしく頼もしい。自分にとってはめんたいロックの正統な継承者だと感じられました。

白眉は「火曜日のギグ」。名曲中の名曲。平日の夜にブッキングされる駆け出しのバンドの悲哀と栄光が身につまされる。これで泣かないバンドマンはいないでしょう。そこからのラストチューン「このレコードが売れたら」で唄われる未来への希望とやる気を聴くと、心の底から「尻子さんとダイナマイトが売れますように」と願わずにはいられない。物販買って似顔絵頼んで(安いうまい早い)応援だ。

毎週末のように車で移動して全国各地で楽しいライブを繰り広げる尻子さんとダイナマイトは君をがっかりさせんぞ。

 

キングジョー

 


鮫肌尻子とダイナマイト 2ndアルバム『ブランニュー!!ダイナマイト』に寄せて

バンドにはメンバーチェンジってのがどうしても避けられないようで、そこからサヴァイブできるかどうかがそのバンドの真価なんだと思います。
芯にあるものが残ったメンバーの中ではっきり分かっていればそれを軸に新しいメンバーと更に芳醇な音楽を創っていけるのではないかなあとか思うのです。

『ブランニュー!!ダイナマイト』はそれをはっきり示しているタフなアルバムです。
新しいエンジンで新たな旅路に出ようぜという意気込みに溢れた歌が多いのもなんだか微笑ましいし嬉しくなります。
我々もちょうどメンバーチェンジの時期でしてとてもシンパシーを感じるアルバムです。

ロックンロールバンドって楽しいもんね。
お互いロックンロールでぶっ飛ばしていこう。

三浦雅也(夜のストレンジャーズ)

 


 

長年のバンド生活を経て今はほぼ裏方仕事で人生に何とか折り合いをつけている自分にとっては

ケツを蹴り上げられるアルバムだ。
特に『火曜日のギグ』を含めた後半の4曲はロックバンドの情熱/泥臭さ/みずみずしさ/葛藤/希望等が
これでもかというくらい生々しく歌われていて、忘れてはいけない初期衝動を思い起こさせる。
『がっかりさせんなよ』はDJで爆音で鳴らしたい。

カマチガク(ゴーグルエース/サザナミレーベル主宰)

 


【鮫肌尻子とダイナマイト・2ndアルバム『ブランニュー!!ダイナマイト』に寄せて】

2017年6月にメンバー2名が脱退し、直後に新メンバー2名の加入が発表するとともに精力的なライブ活動を展開、そして半年後には新メンバーによる今回のフルアルバムを発売、という怒涛のハイペースさ。
拙バンドにて似たような経験を持つ私だが、この時点でもう共感せざるを得ない。

牽引者の鮫肌はアートワークにも独特のこだわりがあり、バンドのプロデュースにもブレがない。そんなところにも共感する。

本盤に封入された音源だが編曲、演奏共に1stアルバムより洗練されたものになっている。
メンバー刷新によるものでもあるだろうし、前作よりも良く、という音楽家としての純粋な気持ちに他ならないのだろうと思う。

オリジナル曲では作詞作曲が鮫肌、もしくは作曲は各メンバーが担当するなど、バラエティに富んでいるのもこのバンドの魅力。
そして鮫肌の書く歌詞だが、その内容は「バンド活動への熱い思い」でほぼ一貫されている。
そんな中でも鮫肌による作詞作曲のTrack:12『火曜日のギグ』は同じバンドマンとしてグッと来ざるを得ない、素晴らしい出来栄え。本盤のベストトラックと言える。

最後に収められた曲『このレコードが売れたら』。
もし、このバンドが売れたら鮫肌はその時どんな歌詞を書くのだろうか。
きっとそのときも等身大の鮫肌尻子を真っ直ぐ提示するに違いない。
鮫肌尻子のバンドへの情熱は変わることはない。


ザ・ペンフレンドクラブ
平川雄一


 

凶暴でセンチメンタル。
新しい危険なエンジンを手に入れた鮫肌尻子とダイナマイト!俺も乗せてくれよ!

カクヨウジ/ROZWELLS

鮫肌尻子とダイナマイトの2ndアルバム
「ブランニュー!!ダイナマイト」を聴いて

僕は、
あ!チャンネルグーだ!
と口走っていた。

チャンネルグーはシーナ&ロケッツのアルバムの中で僕が最も好きな1枚。
その訳は、初めて聴いた日に僕はまだ中3で、童貞で、鼓膜もまだ洋楽なんてモノにかぶれておらず、素直にカッコいいモノ、気持ちいいモノをチョイス出来ていたから、だ。

それは、歌謡曲のようで歌謡曲でなく、それまでの日本のパンクロックのような独特の湿っぽさもない(当時僕らの周りではサンハウスからの流れを総じてパンクと呼んでいた)軽いのに何か引っかかってくるサウンド、キャッチーなメロディー、キッチュな歌声、新しいのに何かを押し付けてきたりしない、つまり何も訴えてこない距離感、音楽を日常と切り離そうとするかの様なその態度に夢中になってしまった。

鮫肌尻子とダイナマイトの2ndアルバム
「ブランニュー!!ダイナマイト」を聴いて

チャンネルグーを初めて聴いたあの日の感覚を童貞を失った今、再び思い出してしまったのだ。

ガレージやサイケ、オルタナティブやパンクという表層的なイメージからの脱却の先に彼らが辿り着いた新しい(若しくは原点回帰的な)世界が、理屈抜きにカッコよくて、可愛いくて、カラフルでポップ、そして音楽は常に非日常であるという事を改めて気付かせてくれる。

彼らの思い切った舵きりに、コアなファンはもしかしたら困惑してしまうかも知れない。
しかし、鼓膜を揺らしながら通り過ぎていく、お話や食事、作業の手を止めさせない音楽を誰もが必ず必要としている。
だから遅かれ早かれ彼らの奏でる非日常的歌謡ロックとでも言おうか、、、その魅力に気づく事だろう。
非日常であるから、何度も何度も繰り返し再生ボタンに手が伸びて、つまりまた聴きたくなるのだ。 

日常に日常の上塗りなんていらない。
無駄な応援もセンチメンタルもいらない。
ただそこにあって、丁度良い距離感で鳴っていてほしいのだ。

鮫肌尻子とダイナマイトの2ndアルバム
「ブランニュー!!ダイナマイト」は今の僕にとって、あの日のチャンネルグーのように鼓膜を揺らしながら通り過ぎて、残り香のように脳に記憶されてゆく、そんな1枚になるだろう。

 

 

 

村里 剛 / 一銭めしや

 

 


『強くて優しくて時々儚くて、かっこよくてかわいくて、なんといっても夢がある!』というのが私の思うロックンロールなんだけど、このアルバムで聴く尻子の歌声って、まさにそれ!!カラフルな夢とパワーが詰まってる!!
夏に、新しいメンバーになってからのライブを初めて観た時に『新曲です』ってやってた曲があまりに良くて、そしてその曲を今にも泣き出しそうな顔で歌う姿にキューンとした。それが『トランクにつめこんで』だった。だからこの曲がハイライトのつもりで聴き始めたんだけど、たたみかけるように素晴らしい曲ばかりで私は焦りました正直。
呼ばれれば本当に日本中どこへでも車で行っちゃう彼女たち。そのトランクには紙芝居が積まれているんだよ。これはレコード聴いただけじゃわからないこと。でもね、ライブ観てからレコード聴くと、レコードでも紙芝居してるんだよね!え?どゆこと?(笑)不思議でしょ!だからぜひレコードも買ってライブも観に行って!

COCO/THE LET'S GO's


 

鮫肌尻子とダイナマイトはこれから誰に何と言われても自分の信じるロックンロールで世界征服するでしょう。
いつだって誰かにとってはボタクズでも別の誰かにとってはダイヤモンドより価値のあるものがロックのレコードだったもの。

ふー / THE VOTTONES

 

2nd album「ブランニュー!!ダイナマイト」発売おめでとうございます!!
新作を聴いてパッと頭に浮かんだのがTHE CLASHの「SANDINISTA」
アルバム2作目にしてロックンロールの軸をぶらさぬまま、その形式に縛られることのない
メロディー感とダンサブルなリズムでバンドの可能性を押し広げているように感じました。
今後の活躍にますます期待です!!
マイフェバリットソング「ジョイフル」

島崎啓太(public space四次元)